歯科金属アレルギー その1


 歯の治療では、いろいろな所に様々な金属が広くつかわれています。虫歯のときの詰めもの、歯にかぶせる金属冠、入れ歯の金具など目で見てそれと分かるもの以外にも、セメント(冠や詰めものを接着する材料)陶器(セラミック)の冠などにも金属は含まれています。又、治療用の歯を削る道具、抜歯の道具、根の治療具など歯の治療に金属はきってもきれない関係にあるのです。
キンピカ族
俺たち金ピカ族ばい!
 ところが、その金属の成分がアレルギーをひきおこすことがあるのです。「歯科金属アレルギー」といわれるもので"長年にわたって様々な治療を続けてきたが治らなかった頑固な皮膚炎が歯の詰めものの金属を除去したところ全治した”など、原因不明の皮膚アレルギー疾患の原因が口の中に存在したということもある訳です。
(但し皮膚や粘膜の病変が全てアレルギーでもなく、又金属アレルギーもいろいろなアレルギーのほんの一部でしかないので、何か病変があればすぐに金属に結びつけるのはよくありません。)

「先生、わたしもアレルギー?」」」」」」
  さて、一般的な金属アレルギーはどんなものがあるかというと、例えば 「ピアスで耳たぶが腫れた」 「ネックレスでかぶれた」 「腕時計で手首が赤くなった」 などアクセサリーや眼鏡など身につけるものから、 ハサミやコイン、食器などの家庭用品、医薬品、化粧品、洗剤、塗料、食品、砂場の砂などなど、 かなり身近なものが金属アレルギーの原因となるのです。
ニキビ
「君のは、ただのニキビ・・・」
 では、これら金属アレルゲン(アレルギーのもと)でどのような病変が出現するのでしょう? 皮膚炎(湿疹)やジンマシンなどが一般的と思いますが,歯科金属で引き起こされるものとして,やや専門的になりますが、舌炎、口内炎、口唇炎、扁平苔癬、掌せき膿疱症、難治性の手指皮膚炎、全身の皮膚炎、皮膚掻痒症(皮膚のかゆみ)など等、口の中から隔たった所にも発症することがあります。

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