インプラント(人工歯根)の話 その4

インプラント治療の進め方

さて、歯がぬけた所にインプラントを希望されるときの大まかな流れについて話します。
T〈 検査 〉
 X線撮影や口の中の型とりをして、歯の抜けた所の顎の形や、残っている歯の状態をチェック。インプラントを植えるのに十分な顎の骨があるのかなど調べます。歯槽ノーローがひどかったり、歯みがき清掃がきれいに出来ない場合やヘビースモーカーはよろしくありません。口の中を健康に保てないと折角のインプラントも”歯槽ノーロー”と同様の”インプラント周囲炎”を引き起こしてダメになるからです。
 また、内科の持病(糖尿病や腎臓、肝臓の病気やリウマチなど)がないか、病状がどうかなど主治医に問い合わせたり、検査を依頼することもあります。
ちょっと不安だナー
ちょっと不安だナー
U〈 計画 〉
 診査をクリアして、インプラントを行うのに問題がないときは、次に、植える本数や部位を決め冠をかぶせるやり方、それまでの予定や費用を決めます。(インプラントは健康保険が全く使えません。)
V〈 植立 〉
 計画が立ったら、改めて日時を決めてインプラント植え込みを行います。歯を抜く時と同程度の局部麻酔を行い植立します。かなり精密にミリ単位で植える深さを測りながら処置しますので、大体1〜2時間程度の時間を要します。通常、処置中の痛みは殆どありません。
 
背中に隠した七つ道具
「先生、背中に何か隠してるでしょ!」
W〈 経過観察 〉
 植立が完了したら消毒に通ってもらうことになります。数日〜一週間程、抗生物質を服用し、うがいを励行する必要があります。7〜10日後に糸を除去します。
 植立後2〜3週間ほどで特に異常が無ければ、あとは時々定期的なチェックやお口の清掃の指導などを行いながら、インプラントと骨がしっかり結合するのを待ちます。
しっかり磨いてくださいネ!
「しっかり、磨いて下さいネ」
X〈 冠をかぶせる 〉
 植立後、通常3〜4ケ月後に冠をかぶせます。これにて、インプラント治療が完了です。これからはしっかりものが咬めるはずです。
Y〈 定期検診 〉
 冠をかぶせてしばらくは必要に応じて早めに検査しますが、その後は車の定期点検と同様に半年に一度くらい検診することになるでしょう。特に異常がなくても、汚れていないか、咬み合わせに無理が生じていないかなど検査する事が大切です。
 また、他の歯も歯周病などで状態が悪くなるとよくないので歯石の除去を兼ねてお口の健康管理に努めて下さい。
 以上、インプラント治療の大まかな流れについてお話しましたが、インプラントの種類によってことなることもあります。
案ずるより生むが易し
案ずるより生むが易し

backnexthome

へ戻る