お口のにおい(口臭) その2

〜”自臭症”について〜

最近、「口臭」を訴える人が増えていますが皆さんは、自分の息が臭いと感じたことはありませんか?もしあったとしたらどんな時でしょう?「人と話している時、相手が鼻に手を当てたり横に顔をそらした」「エレベーターや人の集まる所で回りの人々が嫌な顔をした」「家族やクラスメート、同僚から”口が臭い”ともろに言われた」こんな経験はありませんか?
そもそも”臭い”を感じること=「嗅覚」は鼻の奥にある臭粘膜の嗅細胞で受信され大脳に信号が送られるしくみになっていますが、ずっと同じ”臭い”がつづいていると慣れてきて鈍感になってきます。これは感覚の”疲労”という現象で、口臭も含めて自分の体臭に対しては自分ではあまり感じることはないのです。 歯ミガキしない野人
 つまり、自分一人だったら口臭を気にすることはないはずです。他人の存在があるので気になる訳です。近くにいる他人が”ワタシ”の口臭を不快に感じて嫌がっているーひいては臭い”ワタシ”を嫌っているという具合に、気にするようになるのです。
日本人は”におい”に敏感である上に、「恥」をかくことを恐れる傾向があります。
更に、清潔志向の時代風潮がますます”口臭”を気にする心理に拍車をかけていると言われています。

さて、本題の”自臭症”ですが、ほとんど実際の口臭が無いか、普通位にもかかわらず自分の口臭が異常にひどいと気に病んでいる場合を言います。ちなみに、実際に他人が臭いと認める場合は”他臭症”と呼んで区別します。 マスクはいろいろ便利です
”自臭症”は軽度のものから重度のものまで幅が広いといわれています。簡単に立ち直る人から、いくつもの治療のプロセスを踏んで直す必要のある人までいろいろあるということです。発症の動機は初めに書いたように他人から口臭を指摘されたりとか、いやがらせで言われたり、他人のちょっとした仕草を自分の口臭とカン違いをして思い込むことが多いようです。これを繰り返すうちに、自分は口臭で他人から白眼視されていると信じ込んでしまうのです。
 ”自臭症”か”他臭症”かの区別はつけにくいこともありますが”口臭”が気になるようになったら医療機関で診査をされたほうがよいでしょう。自分で落ち込んで殻にこもることはさけるべきです。また、実際に口臭がある場合は原因となる病気がある可能性もあり、検査と原因の治療が必要となります。

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