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「口腔(おくち)のアフタについて」 その2

ウイルスによる口内炎・前編


アフタ(粘膜にできる浅くて丸い小潰瘍)が多数できるタイプの口内炎には、前回話した再発性アフタなどがありますがウイルスによっても起こります。
 ウイルスの種類や初感染か再発かで、出かたが大きく異なりますが、いずれも小さな水泡が多数出来た後すぐに破れてアフタを形成する所が特徴です。
主に口内炎をひき起こすウイルスには、ヘルペスウイルスの仲間とピコルナウイルスの仲間の2系統があります。
 今回はピコルナウイルスが起こす代表的な”ヘルパンギーナ”と”手足口病”について説明します。
両者とも”水疱” ”アフタ”の出方はかなり違いますが
@ 暑い夏場を中心に流行すること A 飛沫又は経口感染すること B 乳幼児に多いこと(勿論、共に大人も発病することあり) C 熱が出る ことなどが共通しています。
”ヘルパンギーナ”→ ”ヘルプアンギーナ”とも呼ばれ、コクサッキーウイルスが起こす病気です。発熱、のどの痛みと共に発病、食欲不振や倦怠感、更には頭痛や下痢、腹痛を訴えることもあります。
 口内炎は口の奥の方ー上顎の奥の方やノドチンコ(口蓋垂)・その両脇(口蓋弓)・のど(咽頭)に左右対称に10〜20個の小水疱⇒アフタができます。
 熱は数日で下がりますがアフタは1〜2週間続いた後治ります。
ヘルパンギーナ
”手足口病”→コクサッキーウイルスやエンテロウイルスの感染で発病します。足底や手のひら、口の粘膜に小水疱が出来るのでこの名があります。
 ヘルパンギーナと異なるのは口の中以外にも出ること。その他、膝やおしり、肘などにも発疹や水疱が出ることもあります。発熱は軽微なことが多く全身症状も軽く1週間程で治ることが多いようです。
 又、口の中の小水疱⇒アフタは口の奥ではなく前方に出やすい事、数が1〜10個と少ないことです。
手足口病
幼・小児ではこれらの口内炎があるとき飲食物でアフタが刺激され痛むので食事や飲み物を摂りたがりません。のどに出来ている時は嚥下痛まで加わるのでなおさらです。全身状態が悪い事も重なって栄養不良や脱水症を起こしやすいようです。保護者はくれぐれも水分補給に気をつけ食事も柔らかで味を薄くしたものをさめてから与えるように工夫して下さい。
 共に、ワクチンもなく、よほどこじらせない限り問題ない病気なのですが、脱水症を起こしかける時は病院で点滴することもあります。
水分を充分に与える

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